平素は格別のご高配を賜り、まことにありがとうございます。
改めて、2020年度冬期休業期間について、以下お知らせ致します。
休業期間:2020年12月28日(火)~2021年1月3日(日)
尚、自習室は休業期間を通じ、全て通常通り開室しております。また、大学受験理系基礎・大学受験理系応用は、通常通り授業を実施します。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。
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1200ccの大型バイクに跨がり、泊まりがけで近隣をツーリングしていたときのこと。
コンビニで休憩していると、不思議な位に、様々な人々から話しかけられる。或いは10代の若者、或いは30代の同世代、60代の父親世代に、どう見ても90前後の爺さんまで。
「これ、デカいっすね。リッターっすか?」
「結婚してる? 子供は? 自分は、家族と仕事から逃げるために乗ってる(笑)」
「ナナハン乗ってたけど、少し前に車庫から出したらフラついちまって、奥さんに『止めろ!』ってさ・・・・・・」
「わしゅろんわのふにときゃあには、ほっとンけなタイヤが(解読不能)」
普通、自分みたいな不気味な中年おじさんに話しかける物好きはいないから、接点は確実にバイク。でも、何とも不思議な付き合いよな、喫煙所の繋がりみたいな。まあ、タバコ吸わないけど。
バイク乗った後に車に乗ると思うけど、車は本当に便利よね。坂道発進でもすぐ走るし、クラッチは重くないし、寒くないし荷物載るし疲れないし。普通考えたら、絶対に車の方が良い。
でも、車でバイクみたいな繋がりを得るのは、ちょっと難しいと思う。レストア必須の旧車ならまだしも、それが仮にレクサスやメルセデスとかでも、普通は繋がらない。車はやっぱり実用目的だし、実用に趣味性の繋がりは要らんし。
エンタメとしての性質が強いから、バイクは接点を生むんだろうな、キモいおっさんに対してでも。キモさをカバーしてくれる存在。コレ、案外重要なんじゃないかな。
不登校や引きこもりの場合、どうせ暇なんだから、免許の1つでも取って、適当にツーリングしてみるもの良いと思いますよ。
「何してんの? 学生?」
とか聞かれるの怖い、なんて話も聞くけど、そんなの、
「ニートで~す! デュフフ!」
とか言ってりゃイイと思うよ。どうせ、キミのことなんて誰も気にしてないし、気にするような生真面目な人間は、バイクなんてヤクザな乗り物乗らんと思うし。
キモいハゲデブなおっさんでも許される乗り物が、バイク。なら、不登校・引きこもりの若者で、許されないはずがないでしょ?
先日、行きつけのバーで、卒業生や在籍生数名と歓談。
うち一人から、引きこもりという転落の始まり、その原因の究明に加え、解決に至るまでの流れを聞く。自身の至らない箇所も、転落に導いた者の存在もニュートラルに評価し、次の人生に続ける姿勢を見て安堵する。
また別の一人からは、家業と自身の進路との整合性と、その発展可能性について相談を受ける。一人を好む彼の性格が、複雑かつ拡大する商圏のことを、同時に、少なからず家族経営の匂いの残る家業のことを鑑みれば、いかに不都合な産物であるか実感している模様。手持ちのカードの不利を知った上で、摺り合わせの方法を問うあたり、将来性を感じる。
思えば、自分の出来ることも、もう随分少なくなった。場所を提供し、類似する人間を集め資金を提供し、各自勝手な成長を促す。卑怯や不誠実は糾弾するも、多少の失敗には目を瞑り、揺るがない人格の土台を養成する。
安定の中で、随分自分も怠惰になった。放置しても回転する組織は、システムとしては完成度が高いが、運営する側の成長を阻害する。
勝手に成長する青年達を見て、中年にもそれなりの奮起が必要と、ワイン片手にふと思う。
毎年必ず、在籍している誰かから「もっと早くにCARPEに来ておけば良かった」と言われる。「早くに知っていれば、現役で受験も終わっただろうし、無駄に悩むこともなかった」と。「今から考えれば、不登校期間の悩みは、ほとんどどうでも良いことだった」と。
正直、「そんなこと言われても・・・・・・」が本音だけど、まあその子達の言いたいことも分からんでもない。やってみるまでは未知で怖いけど、やってみれば早々にケリがつくことも珍しくない。やって初めて、事の容易さに気付くのが普通だし、それはそれで仕方ないと思う。
ただ、この「気付くまでの速度感」は人によりけりで、速いのもいれば、遅いのもいる。個性と言えばそれまでだけど、当然速い方が有利だし、遅い方が不利。遠慮無く言えば、遅くて良いことはほとんどない。
認識の遅さが、致命傷になることもある。進学校出身の、医学部志望の青年(20代後半)。一度面談した際に、「まだギリギリ間に合うので、そろそろ動いた方が良い」とアドバイスしたものの、結局グダグダが伸びすぎて、既に30代半ばを越え、事実上その選択肢を喪失。
本人はどうにかなると思ってたっぽいけど、どうにもならなくなった。プライド高そうだったので、高校生の下についてのアルバイトなぞ出来ないだろうし、親が死んだら野垂れ死ぬか、良くて社会に迷惑かけながら生活保護か。勉強の素質はあったのかも知れない。が、ここまで遅いと、最早どうにもならない。
逆に、30直前まで動いてなかったものの、「経歴考えると正直微妙だけど、やるだけやってみよう」と話すとすぐに動き出し、二年足らずに医学部に入ってしまった卒業生もいる。元々心優しい性質のヤツなので、きっと良いドクターになるでしょうな。
速い子は、アドバイスに対するレスポンスが非常に良い。無論、動き出す適切な「時期」というものはあるので、少しずれて動く可能性も十分あるし、それはそれで良い。少なくとも、人生捨てるレベルまで遅くならなければ、問題ないと思う。
逆に、遅いのは文字通り「死ぬまで」動かない。理由は色々あるのかも知れないけど、社会に余裕が無い以上、正直理由なんて二の次三の次。社会は若い子にしか配慮してくれないし、無能なおじさんおばさんなんて、そもそも存在意義がない。社会を引っ張れる、人の助けになる存在になって初めて、おじさんおばさんでも、社会は存在を認めてくれる。
若さは、タダではない。若さとは、どんなダメ親でもクズ親でも、必ず子供に与えてくれる「貯金」。手加減して貰えるうちに、その後の人生の備えを作るよう与えられた猶予期間に過ぎない。若さと言う名の貯金が無くなれば、ただ貧しいだけの中年・老年期が待っている。厳しいようだけど、これが現実の世界。
若さを無駄遣いしてはいけない。無駄遣いの傾向があり、自分自身で「遅さ」を認識しているなら、そして、その危険性を少しでも感知しているなら、出来るだけ「速く」その性質を変えて欲しい。それが最終的には、自分のためだけでなく、確実に周囲のためにもなる。
引きこもりが長期化した家庭を見ていると、最終的には全て「金」の問題になっていることが分かる。無論、中には「世間体が~」とか「人生とは~」みたいな話がテーマになっている家庭もあるけど、その程度の話で済んでいるうちは、まだまだ序の口。本当にヤバイ状態は、金が切れ始めてからが本番。
引きこもりの兄弟姉妹がいる家庭での相続問題については、これまでも散々警告してきているけど、これも結局は「金」(と「不動産」)の問題。身も蓋もない言い方をすれば、金があるなら、別に引きこもろうが何しようが関係ない。世間体は悪くとも、社会様にダメージを与えることもない。好きにすれば良い。
ただ、本来引きこもりなんてのは裕福な資産家だけに許される行為であって、その辺の平民がやって良い行為ではない。そこを勘違いして、平民風情が貴族の真似事をするから、おかしくなる。平民は平民らしく、日々の生活費を淡々と稼いで生きていくのが正しい在り方でしょう? 自分だって、平民風情を実感しているから、日々そうしています。
勘違い平民が貴族の真似事をした結果、ただでさえ乏しい福祉資源を圧迫し、変な人権屋が騒ぎ出し、意味もなく税金が投入され、普通に生きている普通の人々が泣くことになる。自分を貴族か何かと勘違いするだけでもイタいのに、その上何もしないなんて、それ自体緩い犯罪行為なんですよ。毎日毎日、隣家に立小便繰り返しているようなものです。している側は気楽なものでしょうが、されている側は嫌でしょう? 周囲のことも、少しは考えて欲しいものです。家庭内暴力とか、論外。
自分は、普通に努力して、普通に生活を維持している普通の平民の味方ですので、彼らの足を引っ張る引きこもりは完全なる敵です。支援側の人間ですが、支援しているのは、「自分が平民であることを理解し、その上で自立し、周囲を支えようという気概のある良識的な不登校・引きこもり当事者」です。胡乱でチャチな思想で自己防衛し、社会に悪意を向けて金も稼がず「人権人権!」言う薄汚い引きこもりは嫌いなんですよ。
自由に生きたかったら、まず自力で「金」を手にしなさいな。自分の金で何をしようと、好きにすればよろしい。誰も何も言わないですよ。ただ、他人から金を貰って生きているなら、黙って感謝だけ述べていなさいな。それが、生きる上での最低限のマナーです。
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