行って参りました、紅葉狩り。既にちょっと散り気味でしたが、まだまだ十分綺麗でしたね。行き先は、大月市猿橋。日本三大奇橋の「猿橋」をラフティングしながら見てみよう、というのが趣旨です。
ラフティングのガイドさんは鈴木さんという方で、大月市の地域おこし協力隊に参加されているとのこと。協力隊参加希望者ながら、仕事で微動だに出来ない私を尻目に、協力隊の面白さを色々と語って下さいました。羨ましいことです・・・・・・。
鈴木さんの何が凄いって、狩猟免許から船舶免許まで、アウトドアで面白そうな資格は、ほとんど全て揃えている点です。私も、狩猟免許は今年春に挑戦しようとしたのですが、試験が平日しかなくて断念。仕方が無いので、「山賊ダイアリー」を読んで、心だけは猟師と一体化して茶を濁すという、何とも惨めな狩猟民族に落ちぶれておりました。
そこへ、
「鹿の解体? 自由に体験出来るよ?」
「猟友会のお爺さん達も紹介出来るよ?」
「綺麗な渓流の沢登りガイドも出来るよ?」
なんて言われたら、そりゃあなた羨ましい妬ましい許すまじ・・・・・・。アイコス君に至っては、紅葉よりも、鈴木さんの経歴と能力の方ばかり目が行ってましたからね。何しに行ったのか分からん位です。
やはり、現場で実地で動くことは重要ですなあ・・・・・・。早く東京脱出したいですよ、ホント。
で、ラフティング体験した人は、郷土資料館を無料で見学出来るとのことで、こちらも行って参りました。元々の計画には入っていなかったのですが、ガイドさんが説明しながら飛び跳ねるエキセントリックな方(実は館長さんだったというオチ付き。)で面白かったため、ついつい入ってしまったのですが、これが個人的にはドンピシャでしたね。
元々、特急の車窓から見える岩殿城が、地理的に躑躅ヶ崎館側の武田氏のものなのか、小田原城・八王子城側の北条氏のものなのか、何となく気になっていたため、その辺の事情を説明されると、面白さが倍加します。やはり、面白さは事前知識に依存しますなあ。コンサートも、知らない曲だと眠くなりがちですが、知ってる曲だと、集中出来ます。
そう言えば、大月周辺は、谷間に集落が展開されているせいか、稲作の時代がない(要は、弥生時代っぽいものがない)というお話も興味深かったですね。縄文時代から、そのまま平安時代に進んだような形だとか。一般住居としての竪穴式住居は、平安時代ならどこの場所でもまだ広く分布していたと記憶していますが、生活環境自体が縄文のままというのは珍しそうです。
来年度から、中学クラスの国語は、国語だけでなく、幅広く社会その他の科目も包括的に取り入れる形を予定していますが、社会科見学の一環として、この地域はアリな気がします。教育課程も変化しつつありますが、不登校や引きこもり経験者の場合、どうしても視野が狭くなりがちですので、授業の幅を拡張する手掛かりになると良いですね。
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