コロナの影響、リーマン超え確定っぽいですな。そりゃそうでしょうが、また厄介なことになりそうです。まあ、進路先のことなんですけどね。
不登校・引きこもりの学習指導って、CARPE的には結構長いのですが、昔から就職手堅いところしか基本薦めない。そうしないと、後で卒業生が困るから。
でも、たまに不登校の子に文系進学(酷いときは文学部進学)薦める塾とかあって、かなり困惑。就職出来ないじゃん!
薦めた人達の言い分聞いてると、「本人がやりたがってるから」とか「興味のあることを学ぶのが一番伸びるから」とか。まあ、言い分はご立派よね。本当に見事なキレイゴト。
でも、就職どうすんのよ。常時好景気が確定してるならいざ知らず、景気は循環するもの。四年後の卒業時に社会がどうなってるかなんて、誰も分からないわけで、そこで人間関係怪しい不登校経験者に、営業職含む文系を薦める意味が分からん。
まして、文系学部は学内もリア充率が高いから、入学後の中退率も確実に上がる。不登校・引きこもりで文系進学すれば、中退率は高く、就職率は低い。そのこと分からずやってるなら支援側の不勉強だし、分かってて薦めてるなら、それは犯罪に近い。その子達の人生を何だと思ってるかと。
で、今回のコロナですよ。猛烈な数で「不登校→文系進学→就職失敗→引きこもり」のルートに乗る子達が出ますわ、確実に。多額の金だけ払って、高級ニートが生まれるだけやん。
不登校・引きこもり経験者で文系進学OKなのは、「20歳未満」かつ「人間関係が得意」の2条件を満たしている場合だけ。ここがアウトだと、必ずどこかで大きなトラブルが発生する。
今回のコロナは、仕事そのもののシステムを変える可能性が高いので、システム設計・開発に関わる人員や、それに付随する生産ラインの人員は必要だろうけど、それ以外は急激に採用が減る。不登校・引きこもりかつ文系進学組とか、真っ先に切られてしまう。
本当に必要な人員しか要らない、冬眠状態の経済体制を覚悟しないといけない状態で、平気な顔して文系進学を勧めるところは、最初から怪しいと思って欲しい。少なくとも、真面目に当人達のことを考えているとは思えない。本当に考えてたら、「お前の好みはそうかもしれんが、やめろ。無駄だ。趣味程度にしておけ」というのが筋。
誠実な顔した不誠実が、不登校・引きこもり業界はちょっと多過ぎ。不誠実続けてきた人達は、 今回のコロナの件で、いい加減反省して欲しいですな。
不登校・引きこもりに限らないけど、こだわりが強い人って、大体大成功か大失敗かのどっちかに振れてる気がする。all or nothing系の、よくある発想。未成熟な子供なら普通だけど、そこそこの年齢でも案外いる。
利口とは言えない。見たとこ成功は5%あるかないかで、95%は失敗。まあ、ほとんどは失敗だよね。持論が正しいなんて保証はどこにもないし、周囲から情報収集して、適宜修正出来る人の方が強いに決まってる。
成功している人は、基本賢い人だね。頭の回転良いのは当然だけど、自分の「こだわり」をどう社会で活かすかを良く見ている。ただこだわってるだけの阿呆ではなく、その後の展開も見ていて、こだわり思考がきちんと社会と接続されてるんだな。
逆に、失敗している人は、基本頭悪い。頭悪いと言うか、物事が見えてない。ただ「こだわってる」だけで、それをどうするか何も見ていない。展開も無ければ、展望も無い。仮に頭の回転良くても、良いだけで終了。何にも活かせないし、社会への接続がない。 趣味でやってるならそれでも良いけど、普通そうはいかんでしょ。
成果の出ている5%がこだわりを貫くのは素晴らしいことだし、個人的に絶賛推奨。社会のためにもなるし、本人のためにもなる。たまにだけど、こういう人はきちんといる。
でも、成果の出ていない95%がこだわりを貫くのは無意味。絶対に薦めない。社会の負担は増えるし、何より本人が不幸にしかならない。こんな感じのデキの悪い人達、長期高齢引きこもりとかにはウジャウジャと、それこそ死体に湧くウジ虫みたいに何万といる。
そもそも、「成果出せないけど、こだわりだけは強い」って、自分が無能で才覚無い事実を隠蔽するために、思考が引きこもってるだけだからね。自分だって、無能で才覚無いことは良く理解しているから、知恵や能力のある人に教えを乞うて、何とかその埋めをしようとしてきたし、今もしてる。と言うか、それが普通。
なのに、プライドだけ高くて、周囲のアドバイスは受入れず、自分のこだわりだけ押し通すとか、周囲からはただ判断力の欠如した欠陥人間にしか見えない。当然、社会から弾かれる。
個人的には、こだわり強いだけの95%って、ただチキンなだけだと思うんだよね。弱い自分を見たくない、見せたくない、認めたくない。だから、弱さが露見しないように、社会との接続を遮断して、自分だけのこだわりに邁進する。で、失敗。結局、思考が幼稚なだけなんでしょう。
失敗続きのこだわりって、ただ恥ずかしいだけ。恥かきたくなかったら、こだわりを捨てることが先決。それが出来ないなら、まあその後の人生はお察しってことでしょう。
と言うわけで、まだ年齢的に間に合う不登校・引きこもりの皆さんは、「成功してないこだわり」を早々に破棄することをお薦めしますよ。
自分がワイン好きなためか、卒業生子達がちょいちょいワインを持ってきてくれます。卒業のときには、親御さん方から頂くこともあります。この種のワインは、大体セラーでしばらく寝かせて、数年後の卒業生の追い出し会のときにお披露目されます。辛抱たまらず、合宿のときに開けられてしまうこともありますが、それはご愛嬌。
因みに、今年は今大学3年生のアイコス君のお母さんより頂いたバローロの予定でございます。ネッビオーロを選ばれるとは、なかなかニクいですね。自分はバローロマニアなので、嬉しいこと限りなし。
私が山梨県に足場を置いているのは知ってか、秩父のワインを下さったお母様もいらっしゃいます。何かのメッセージかと勘ぐりましたね、これには。恐ろしいことです。
他にも楽しみなのは、青森のワイン。こちらも卒業生のお母さんから頂きました。山梨のぶどう(特に甲州)は、樹齢の関係で結構草臥れているとのこと。山梨以外のワインの未来が、ここから見えそうです。
しかし、そろそろセラーが限界です。消費速度を上げないと、困ったことになりそうですな。どうしたものやら・・・・・・。
コノスルって、お手軽に飲める割に結構イケてるのもあって、実家に帰って家族で飲んだりしていると、大体父親か母親か弟か妹か自分の誰かが、ちょっと良いコノスルを持ってきてます。まあ、大体母ちゃんなんだけど。
自分としては、イスラ・デ・マイポの後釜的なイメージで見てたのですが、先日、行きつけのバーのマスターから、木箱に入ったコノスル貰ったんですよ、これが。品種は忘れてしまったんですけど。
「コノスルで・・・・・・木箱?」
と聞いたら、
「面白いでしょう?」
だって。
確かに、これは知らんかった。びっくりした。何じゃこりゃ?
全く、どのタイミングで飲めというのか、マスターのセンスがキラリと光りますな。楽しみです。
地元のスーパーで、輸入ワイン2割引とのこと。
「ほう」
と、しげしげ見てみたところ、大体2,000円までが中核帯のご様子。
「まあ、400円引きか。『1mlあたり1円人間』の自分には関係ないかな」
と立ち去ろうとしたところ、ショーケースに入ったワインに、ふと目が。
「・・・・・・カロン・セギュール2012が、12,000円?」
自分の認識では、確か15,000円前後だったと思い、検索してみると確かにその通り。
気になったので、太っちょな店員さんに、これも割引されるのか聞いてみたところ、「されます」とのこと。びっくりしたね。採算取れるのかな?
悪いことしてないか気になったので、担当者の方を呼んで貰うことにしたら「今日はお休みです」と、高校生っぽい店員君のお返事。これ買ったら、担当の人怒られるのかなあ・・・・・・。
そんなこんなで、結果、カロン・セギュールが1万円以下で買えたというお話。今年の卒業生の追い出し会にでも出しましょうかねえ、彼等の未来の恋人達を祝して。
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