私の好きなことの一つに、「近しい人間の成功」があります。具体的には、身近な人間が仕事で上手く行ったり、日々の生活が安定化して愉しい日々が送れるようになる等でしょうか。
要は、誰かしらの、
「Yahoooooo!」
が好きなんですな。これはもう性分に近いので、どうしようもない。
で、丁度週末に高校時代の親友が転職+出世を致しましたので、奥さんそっちのけで祝ってこようと思います。しんみりとしたレストランで、大人の話が出来る古い馴染みは得難いものですわい。
人生愉しいことばかりでもありません。それだけに、小さなお祝いを大切にしたいと思います。
と言うわけでK君、出世おめでとう!! 死ぬまでの短い付き合いですが、今後ともヨロシク!!!
「おい大村! 酒をおごれ!」
「はっ! ただいまお待ち致します!!」
「おい! ツマミ足らねえぞ!」
「失礼致しました!」
「卒業生様に対する配慮がなってないんじゃないのあ~ん?」
「ははっ! 精進致します!!」
という程ではありませんが、今週末、卒業生が全国津々浦々から帰って来ます。今回は情報系学部に工学部建築学科、医学部医学科に医学部保健学科まで色々です。経済学部の子も来られそうかな? タイミング合えば、医学部医学科が後三人揃いますが、医学部は忙しいので、別の機会に医学部だけまとめて実施となるかも知れません。今年度からCARPE・FIDEMのアメニティルームは品質が向上し、ピアノ等の楽器に加えてカラオケも導入致しましたので、折角ですからそこを使うことにしましょうか。
因みに、今回の名目ですが、パイセン君が大学企画のとある県内コンクールで最優秀賞を受賞したことをネタにしました。学内の最優秀賞と言えば、確かコレでいいじゃん君が三年ほど前の学部生時代に賞金ゲットしたとき以来でしょうか?(そう言えば、彼ももう大学院卒業ですな。良い研究者or先生になってくれることを期待しておりまっせ?)いや、めでたいことです。でも、ニュースの記事でもドヤ顔するのはどうかと思うよ?
と言うわけでパイセン君には、今回の卒業生交流会の挨拶をして貰いましょうかね。関係者の皆様、パイセンのいつものドヤ顔に、乞うご期待!
シャア専用とか何とか散々煽られに煽られ、
「三倍速で走れよ!」
とか、
「ツノが無いよ? 折れちゃったの?」
とか何とかボコボコにされた赤いミニバンが、この度更新されました。プレサージュ君、長い間本当にご苦労様でした。ありがとうございました。
本当はもう少し頑張りたいところだったのですが、最大乗員と積載量の関係で、この度八人乗りのミニバンに変更。これで、千葉や山梨に行くのも楽になりました。やったね!
と言うわけで、新しいお友達のエルグランド君です。皆様、仲良くしてあげて下さい。
業界は違うのですが、面白い記事が一つ。
「ウォルマートの西友売却に見る外資チェーンの勘違い」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180820-00001027-shogyokai-bus_all
ウォルマート傘下の西友の店舗をいくつか見て、
「何かこの店気持ち悪いな・・・・・・」
と感じたのは十年以上前のことだったと思いますが、どうもそのフィーリングは正しかったようです。
店舗は大きいのに、何故か空虚で多様性の無い無機質な商品群に、生気を失った店員。当時は私も理由が分かりませんでしたが、なるほど、そういうことでしたか。
記事内の「小売業はローカルなもの」にもありましたが、結局のところ、生産性の高いトップダウン式の「1×n」モデルが通用する領域というのは、所謂エリート層が思うほどには広くなく、仮に広かったにしても、最終的に顧客に行き着くところの「ラストワンマイル」については、地味に人間臭い「n×n」という生産性の低いドブ板作業が待っている訳で、これを認識しなかった机上経営者の失策ということになるのでしょう。
アメリカでは、大学教育費用の高騰が大きな問題となっており、しばしば槍玉に挙がりますが、そもそも教育業界は単位労働者当たりの生産性は低いものです。理由は単純。学生の指導は「面倒」だから。個別に異なる事情を読み取り、問題を洗い出し、解決策を随時提示する。学業だけならまだしも、家庭問題に友人問題、場合によっては恋愛問題まで、解の無い話が延々続くわけです。生産性なんか上がるはずがない。真面目にやればやるだけ生産性が下がる、気の毒な業界です。まして、不登校や引きこもりなんて問題山積で生産性もダダ下がり。上がる要素の方が珍しい。
と言うわけで、教育業界で生産性を上げるために業界関係者が出来ることは、
1:授業料を上げる
2:学生の指導をいい加減にする
3:政府に働きかけて、補助金を出させる
の実質3つしかありません。
2は論外として、3を言うような劣化社会主義者は、もう今の時代には不要です。そんな暇があったら、黙って現場で働けと。日教組でもあるまいに。
となると、結局は1しかない。後は、卒後の期待値に望みを託してどこまで許容されるかの摺り合わせであり、アメリカの大学経営は、その点で過渡期に来ているのでしょう。テスラの混乱を見るに、アメリカのエリート教育も必ずしも期待出来るとは限らない部分も見え隠れしてきましたが、「現場百遍」の意味が分かるまでこの混乱も続くと思います。
アメリカの教育現場の混乱はこの当然の結果とも言えるのですが、そもそも生産性なんて期待出来ないものと考え直すのも一興かと思います。期待値も下げて、もう一度皆で貧乏教員と貧乏学生に帰ってみたりしてね。
「患者さんには、来たときよりも、幸せな気持ちで帰って貰う」
開業医をしている父親の口癖ですが、同じくドブ板業界にいる者からすれば、蓋し至言ですな。ドブ板を踏み抜き続けた結果が、ここには集約されています。
「お前、そんな儲からないこと、よくやるよな。もっとドンドン人任せにして、管理だけして楽しろよ。馬鹿じゃねえのか?」
高校時代の親友に、よく言われた話です。
「まあ、俺は実際頭悪いからな。ドブ板踏むような仕事しか出来ないんだ。無能な人間の辛いところだよ、君」
そんなドブ板続きの私も、部分的に人任せが必要になってきました。嫌な話ですが、これはこれで仕方の無いことなのかも知れません。しかし、私の仕事の根幹はドブにこそあると思いますし、ドブから離れて、小綺麗なオフィスで命令と判断だけを行う仕事も退屈なことでしょう。第一、それではウォルマートと同じことになってしまいます。
楽をしようという気持ちが首をもたげるとき、西友の無機質な店舗が、ふと頭をよぎります。
山梨や千葉の設備は、元々合宿前提の環境なのですが、CARPE・FIDEMには本部教室にも宿泊出来る環境があり、たまに自習や飲み会で終電逃した子が泊まったりします。
で、台風で電車も「止まる」ことが確定しているようなので、
「どうせ帰れないんだったら、授業休みにするんじゃなくて、泊まりがけの合宿しない?」
との意見を受け、急遽応用クラスの合宿を実施することになりました。
微積分学は大筋進度に問題無さそうですし、内容はどうにも本番で嫌がられる「整数」に。高レベルなものも含めてひたすら三日間整数ばかりやります。これは中々に死ねるな、ウン。
そう言えば、前回の駿台全国模試でも、既に理系科目は東大と医学部合格レベルなのに、英語だけポシャった人が何人かいましたし、英語もやりましょうかね。既に神戸大の読解は実施中ですが、もう一段階上げたいところです。判定模試も近いしね。
何と言うか、今年の応用クラスは理数は強いのに、文系科目に手を抜く子が多い気がします。基本的に、受験上位層は「文理問わず出来て当然」みたいな風潮ありますので、文系科目も侮らないように気をつけたいですね。
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