書籍の提灯記事なのですが、参考になる人もいるはずですので、消えてしまう前に紹介を。
「キズキ共育塾」さんは、CARPE・FIDEMの同業他社さんで、たまに私も面談に来られた方に紹介したりしています。記事の内容は、代表の安田さんのものです。
実際にお会いしたことはありませんが、なるほど、こういう経歴と考えで活動されていたのですね。見たところ、私とは全く正反対の生き方をされていたようですが、「自立」を基盤にされているところは、私も大賛成です。
因みに、同タイミングで以下の記事もありましたので、こちらも参考に。こちらも書籍の提灯記事ですが、話のネタになりますので、是非。
中退、引きこもり、貧困、発達障害…暗闇のなかの歩き方を支援する
ただ、一点だけネックがあるとすると、この話題はほぼ全て20代そこそこの若年層だけしかカバーされていない点でしょうか。
例えば、
>僕が経験者として、また、多くのひきこもりの若者たちと接してきて言えることは、彼らは決して「怠け者」ではないということだ。
の部分ですが、これはほぼ確実に違います。
引きこもり初期とか、不登校開始時は確かにそうなんですよ。大体が「怠け者」ではないですし、危機感も強い。しかし、胡乱な生活が続くうち、時間が人を完全な「怠け者」に変えてしまう。冷静に考えて、最初から怠け者とか人生急降下確定ですが、最大の敵は「時間」なんですな。
実際に見てみると分かりますが、長期化した引きこもりはかなりイイ感じに人格破綻していて、それの修正だけでお金も労力も飛ぶこと飛ぶこと。こうなったら、寧ろ放っておいた方が関係者全員のためだったりします。
記事に出てくるのは、まだ修正可能な若年層の話ですが、現実論が通用するうちに、生き方をきちんと変更出来る人は変更して欲しいですね。
結局のところ、どういう形であれ、個々人が精神的・経済的に自立することが最も重要なことだと思います。そういう意味では、非常に示唆に富んだ良い記事だと思います。
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