不登校・引きこもりからの大学進学塾

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私大医学部の二次合格がポチポチ出始めました。

中々気を揉ませる局面でしたが、いくつか正式に合格が出てきましたね~。いや、めでたいことです。一発で正規合格に持ち込めた子もチョイチョイいましたので、これは中々幸先が良いですな。

経験則ですが、私大医学部の場合、補欠合格で入学するパターンもかなり多く、正規合格に持ち込むのはかなりの力量が必要となります。模試A判定でも、補欠になることは珍しくありません。客観的に見ている限り、駿台全国模試を基準にすると、保持偏差値-5辺りが安定ラインかも知れませんね。

その他にも、複数の私大で合格が出ており、日大や法政、明治等の受験を終えて結果待ちの状態の人が何人もいる状態ですが、小さな部分に一喜一憂せず、一つ一つの試験を大切にして欲しいと思います。

 

因みに、

「不登校で学校辞めてるけど、医学部みたいな上位の学部受かるの?」

のような質問はよく来るのですが、何度も言うように、基本的に不登校かどうかって、ほとんど関係無いんですよ。不登校や引きこもりは、その経歴のイレギュラーさに焦点が当てられて、

「不登校みたいな変なルートに入ったらゲームオーバー」

的な判断をする人いるんですが、そんなもの無関係です。現実的には、不登校や引きこもりがダメなのではなく、「無能力」なのがダメなだけです。不登校でも引きこもりでも、有能な人は大丈夫。逆に言えば、不登校でも引きこもりでもないけど、無能ならアウトでしょう。

一般的に、メディアで焦点を当てられている不登校・引きこもり像は、分かりやすい無能力層が中心です。そのため、

「ほら、不登校の子達はこんなにカワイソウなんだよ。守ってあげなきゃダメだよ?」

だとか、

「不登校なんだったら、その辺のFランでも入っとけ」

のような、人を小馬鹿にしたような意見が出てくるわけです。ただ、これは寧ろ不登校・引きこもり低位層の話で、平均層以上は普通に自立していますし、上位層に至っては、そもそも不登校という経歴さえ無意味なものとなっています。

進学や就職を基盤としたキャリア・パスは既に確立され、規定の能力があれば、経歴が無効化されている実情を鑑みれば、不登校や引きこもり自体は、もうそこまで騒ぐような話題ではないというのが個人的意見です。

但し、「無能」には気をつけましょう。無能であることは、不登校や引きこもりなんかとは比較にならない位の悲劇です。そして、無能を脱出出来る機会は、実はそこまで多くありません。ほとんどの機会が、10代~20代の間に集約されてしまっています。この点は、恐らくこれからも変わらないでしょう。

不登校でも引きこもりでも、若いなら特に気にする必要はありません。そんなものは、人生におけるシャレみたいなものです。但し、無能はシャレではすみません。くれぐれも、コトの要点がどこにあるのか、間違えないようにして下さい。

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